GIF-T遮熱性能

1.試験目的

 壁面緑化陶板GIF-Tの遮熱性能を確認する。

2.試験方法

 写真-1に示す如く試験体を設置し、試験体表面に太陽熱を想定した赤外線ランプによる輻射熱を与え、試験体裏面への貫流熱量を測定した。
 貫流熱量の測定は、各部が熱的平衡状態に達した状態で測定した。

写真-1 試験状況

図-1 輻射熱照射装置の概要

図-2 試験体形状図(1)

図-3 試験体形状図(2)

3.試験場所

 (財)日本建築総合試験所

4.試験結果

 試験結果を表-1に示す。

表-1 試験結果
試験体
NO
試験体名 断面構成 輻射熱量
(W/㎡)
貫流熱量
(W/㎡)
貫流熱量
比較 *1
GIF-T(乾) GIF-T(乾):t27mm
空気層:t10mm
アルミ下地レール:t1.4mm
空気層:t25mm
下地パネル:t12mm
800 69.8 30.2%
GIF-T(湿)*2 GIF-T(湿):t27mm
空気層:t10mm
アルミ下地レール:t1.4mm
空気層:t25mm
下地パネル:t12mm
46.2 20.0%
中空陶板 中空陶板:t30mm
空気層:t10mm
アルミ下地レール:t1.4mm
空気層:t25mm
下地パネル:t12mm
47.7 20.6%
一般タイル 一般タイル:t13mm
接着剤:t2mm
下地パネル:t12mm
198.2 85.7%
下地パネル 下地パネル:t12mm 231.2 100.0%
*1:貫流熱量比較(%)=各貫流熱量/下地パネル貫流熱量×100

*2:GIF-T(湿)の試験体は、灌水後の状態を想定し、試験前に陶板を約1分間清水に浸した後、垂直に静置して水滴がほとんど落下しなくなった時点で設置した。また、試験中においては、陶板の乾燥を防ぐために15分間隔で約100g/㎡の水を霧吹きで吹き付けた。

5.考 察

 試験結果から、下地パネルの貫流熱量を100%として貫流熱量を比較すると、壁面緑化陶板GIF-Tの湿潤状態では約20%、乾燥状態で約30%の貫流熱量しかなく、高い遮熱効果を示している。また、中空陶板においては、GIF-Tの湿潤状態とほぼ同等の下地パネルの約20%の貫流熱量でしかなく、こちらも高い遮熱効果を示している。
 このことから、壁面緑化GIF-Tの施工システムは、“都市のヒートアイランド現象緩和”や、“夏季の冷房費削減による省エネ”等において非常に有効であると考えられる。

印刷用データ(PDF形式)

『GIF-T遮熱性能(PDF)-270KB』  2007年7月25日 近江窯業作成

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